awsには200を超えるサービスがある。
サービスを扱える技術スキルとクラウドの知識を認定してくれるのがaws認定。
その中のProfessional認定試験にやっと合格。去年の秋に1回スベった。
awsが言うには、
「高度な AWS アーキテクチャとソリューションを習得します。2 年以上の AWS 経験が必要です。」とか言うし、
世の中には「2〜3ヶ月勉強したら合格できまーす」なんて人もいる。スゲーな。
普通はFoundationalとAssociateって種類を先に受けて、知識を積み上げてから合格するもんなんやろけど、自分は何も持ってない状態でいきなりProfessionalに挑戦。
自分はそんなに頭いいわけでもなく、知らないサービス多かったから半年ぐらいは勉強した。
試験は peason ってところが代行して会場提供とかやってくれてるんやけど、合格通知がサイトでなされたらcredly by peasonって関連サイトでバッジを発行してくれる。
steamのゲームを絶って、合格までかなり苦しんだし、試験終わったときは「アカン、またスベった」と思った。
認定取れたのはギリギリで766点。
紛れ当たりやったと思う。それでも合格はできた。
合格に必要なもの
受験料は4.4万円。75問を180分で解くから、1問2分ぐらいで解く必要がある。
迷ったらすっ飛ばして次の問題に行けばいいけど、未解答にならんように必ず選択は入れて見直しマーク入れとく。
75問終わったとき、試験1回目不合格のときは残り1分、2回目合格のときは残り時間5分で、見直しあんまりできんかった。
それでも認定してもらえたのは、合格に必要なものを最低限準備できたのと、運もあったと思う。
気合いと根性
喫煙者で葉巻好きやし、外では紙タバコやし、家の中ではiqosの電気タバコ吸う。
ヤニを入れずに耐えられる活動時間は2時間半程度。新大阪から小倉へ新幹線移動するぐらいが限界(だからフェリーに乗るのが好き)。
試験は3時間もあるので、耐えるのが壁としては大きかった。
50問目を超えたあたりからしんどくなって、残り5問の頃はヤニが切れてる。ここで気合いと根性!!!
実務で「サーバ壊れた」とか「サービス止まった」とかやったらアドレナリン出て5時間ぐらいまで耐えられるけど、爺さんになりかけなので体力的には苦しい。
試験終わったときの一服は、深〜い海に潜って水面に戻ってきたとき、やっと空気吸えたような気分やったな。
試験範囲を知る
試験ガイドがある。範囲が広い。勉強は基本的に早朝ほぼ毎日2時間ぐらい時間かけた。
1000点満点はええとして、pdf2ページ目に採点対象外のことが書いてあり「awsが出題を練習しまーす」なんてのがある。
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実際の試験では見抜きづらいけど、 aws skill builder の模擬試験の解答を見たら、どの設問がその10問なのかがわかる。
「正解」「不正解」以外の表示があってグレーのアイコンがついてるものが10個あるのがその対象。
過去問題を繰り返して刷り込むことも必要やけど、「未知の問題に対して、最も最適な回答を導き出せるか」がいちばん大事なんやないかなぁ。
なにしろ、決まったルール内で技術を使って課題を解決する「ソリューション アーキテクト」を試す試験なんやしね。
最初の努力
去年の秋にやってた内容。これだけではアカンかった。
- aws blackbeltオンラインセミナーのyoutube画像を50個確認
- 参考書を読んでawsの問題集を300問こなした
- excelでaws sap-c02に関する単語帳を作成し、理解を深めた
11月に受験代4万円がパァ。トホホ。
2〜3ヶ月の努力では実らず。
かかったお金
skill builderは1ヶ月5000円 x 2、kindle unlimitedが月額980円 x 8ヶ月、勉強本は2冊別でkindleで買ったから8000円ぐらいやったか。
つまり教材で25840円、受験で44000 x 2やから10万円ぐらい。
業務の資格補助で補填はできるけど、3〜4万円ぐらいは実費としてかかった。
万馬券を原資にしてがんばったかな。
万馬券は取れても負けてる週あるんやけど・・・。
改善したこと
勉強は基本的に早朝2時間ぐらいなのはawsの試験がなくてもずっと同じ。実務に追われて1週間何もできんこともある。
対策はyoutube50個やなくて、 系列で列挙してくれてるサイト を参考にして、サービス終了してないもの全部見た。
3ヶ月に1回ぐらい更新しておられるので、増えたり内容が改訂されたりしたら見直すのがツラかった。
試験範囲が広いのと、1つのコンテンツが1時間近いものもあり、概要を知らないサービス潰してくのに4ヶ月以上かかった。
問題集を新規で買うのはやめて解説本を1つ追加し、skill builderのコンテンツ学習を最初と最後の1ヶ月分、合計2ヶ月実施。
skill builderにはwell architected frameworkの解説動画と、ゲーム形式で構築を演習できるコンテンツ、75問の実践問題が入ってる。
最初の1ヶ月目で解説動画と構築をやって解約、最後の1ヶ月目にもう1回サブスクリプション買って75問の問題をやってった。
1回目はスベることも必要かも
市販の参考書やら問題集は前提知識には必要やけど、それだけでは足りん。
前提や言い回しが複雑な問題が出ることもあるし、似たような選択肢に見えるものがあっても、答えは別の選択肢ってこともある。
4択問題で正解を導き出したとき、正解の根拠よりも不正解の選択肢がなぜ誤りなのかを追求することがいちばん大事。
「AWSぅ〜!!ムカつく!!絶対合格したるからな!!」って挫折感を味わうことで合格に辿り着こうって気合いも入る。
kindle本を読む
知識を増やす下地として amazon prime kindle unlimited の購読。月額980円で対象の本が読み放題。
基本はディスプレイに 大写し して読む。
業務の合間にもスマホで読めるのは楽。
最初の1冊目。どんなことを問われるかを最初に覚えさせてもらった。
問題集1つ目。初回の試験前に刷り込んでがんばった。
2つめの問題集。1400ページ超えてるのと、解説が???って思うことあったので、途中で読むのやめた。
試験にスベった後、kindleの読み放題対象ではない解説本買って読んだ。
後ろのほうについてる模擬問題が、問題文75個列挙してあって、解説がその後についてる。
問題と解説が1つずつ交互になってないから、windowsとmacでkindle画面2つ立ち上げんとうまく読み解けんかった。
練習問題で気づき
「そういうサービスがあって、こういう考え方で解決させるんや」っていうことに気づかせてもらえる。
サービスを知るきっかけにはなったとしてawsの試験対策には不十分と思ったからblackbeltのオンラインセミナー追加で見始めたら読むのやめた。
そもそも、問題と解答が間違ってへんか、みたいな設問もあったし、出題内容が実際の試験に比べると読みやすすぎるような気がした。
数をこなすだけではダメ。
熟成させる方法
サービスを知ってるだけじゃなく、それをどう使ってくか、できるなら一度は構築したり設定して熟成させることは大事。
読み放題ではなかった勉強本の付録に、rdsやらecsの環境作成手順が書いてあり、見たらだいたいあってるし演習できる。
実践したらもちろんawsの課金は来る。
ハンズオンとか活用してったり、 docker環境で使えるawsサービス のコンテナとかあるけど、そこまではやらんかった。
もし2回目で試験合格できんかったら対策としてやってたかもしれん。
マルチアカウントでcloudformationのstacksets使ってec2/rds/lambdaをデプロイするなんてやってたら、めっちゃ金取られるやろな。
実務で熟成させる
実務で使ってるサービスで認定に直結するような内容は、awsサポートへ質問して深掘りした。
「データベースの性能が不足していて垂直スケールとiopsのアップ、どっちが費用対効果高いか」とかはcopilot使って壁打ち。
実務でgeminiは個人利用になるからNGやけど、awsサポートに相談する内容はcopilotで壁打ちした後の最後の確認で使う。
公開サイトを作るとき、s3バケットをcloudfrontでくるんで、htmlとcloudfront functionのコードはcopilotに書いてもらって推敲して使ったりした。
生成AIのおかげでコード書くことは減ったし、awsコンソールのハードコピーを部分的に渡して「どう操作したらええか」って質問したら教えてくれる。
awsコンソールのデザインは変わっていくもんやから、画面のハードコピーを渡して「どこにその機能を指すボタンがあるねん」って質問してもええ。
「このエラーを回避する方法教えて」ってエラーメッセージ渡したらアドバイスくれる。
生成AIの言うことをそのまま採用したらアカン。
ちゃんとテストしたり、同じ質問をサポートに投げて正しさを担保してる。
blackbeltのオンラインセミナー
例えば、dockerコンテナ環境と、microk8sでのkubernetes環境をローカルPCで作って維持してるから、ecs/eks/ecrは触ったことなくても解説読んだらイメージが湧く。
jenkinsとgitlabをdockerコンテナで動かして、javaで動くシステムのci/cdみたいなのも実務で扱ったことがあるからcode deployあたりもなんとなくわかる。
IoT関連なんか実務で一回もやったことないし、macie(機密データ入ってるかチェックしてくれる)とかconnect(なんとコールセンター作れるんやて)ってイメージ湧きにくいサービスが他にもある。
blackbeltは、触ったことないサービスでも、なんとなく概要を教えてくれる。youtubeの動画で座学できるし、その中の説明資料がpdfで置いてある。
系列で列挙してくれてるサイトもあって、苦手な分野の初学はここから見ていった。作者さんありがとう。
実務でようわからんのが出てきたり、忘れかけたのがあったら、ここ見せてもらってる。
1本の動画が1時間近くのものもあって内容は濃い。
動画で解説に使ってるpdfまで読めるから、ググったりgemini先生に教えてもらいながら知らないキーワードを潰してく。
知らない言葉の撲滅
awsのサービスだけやなくて、わからん単語が出てきたら調べる。
AWS Well-Architectedフレームワーク ってのがある。
最初は「6つの柱って何のことやねん」ってなったから、その考え方を理解してった。
完璧に理解せんでも大丈夫やけど、何のことか知っとくことは必要。
知らんとやってたら「何を解決したらええか」の核心にたどり着けん。
ひっかけのような、そうでないような、どこで見たか忘れたけど「ラウティング」って書いてる文書があった。
リフティング? ラフティング? なんのこと? いやいや、ルーティングのことやねんな。
単語帳のexcelをpdf化してgemini notebookで勉強
勉強では例えばこんな内容をexcelで追記しながら書いてった。
練習問題文解くだけでなく、自分で書いて読み返すっていうのを2回目の受験対策にした。
こんな感じのメモが200以上ある。リンクを辿ると解説やblackbeltで公開してる内容が見れるようにリンクも入れた。
| サービス名 | 内容 | URL1 | URL2 | URL3 |
|---|---|---|---|---|
| AWS Cloudtrail | AWSアカウントで実行されるすべてのAPI呼び出しと その履歴を記録するサービス。2015年12月からマルチリージョン構成が選べるようになった。 |
AWS | 解説 | blackbelt |
本体はここ。読みにくいけど、できるだけ自分の言葉で書いてく。書きながら理解してくことに注力。
この中で「サービス名」と「内容」の列をexcelの印刷範囲にしておいて、pdf化したものを自分のgoogleアカウントにログインした上で gemini notebook へ読み込ませる。
使い方はgeminiが教えてくれる。メモ作ったりプロンプト使うとgeminiの使用量制限が減ってくけど、処理量は少なめやからほぼ気にならん。
複数の画面ペインがあってじっくりやりたいときは大きめの画面でやったほうがええ。
google driveにpdf置いといたら取り込み先として選んで入れとく。

歩きながら聴きたい人は「音声解説」とかやったらええけど、音楽やなくて解説聞きながら歩くのは危ないなって思うことあったからやらん。
自分は「フラッシュカード」と「クイズ」を主に使った。これなら隙間時間で読める。
試験範囲に出てくる「セキュリティコントロール」とか「既存のソリューションの継続的な改善」とか重点的に勉強したい内容を指示して「メモを追加」ってボタンを押すと、カテゴリを絞って単語帳と練習問題を作ってくれるし「量多め」とか「難易度高め」とかも選べる。

単語帳の問題例。「どれか」ってあるけど選択するんやなくて、サービス名を頭で浮かべる。「回答を表示」ってとこを押すとひっくり返る。

覚えてた内容が間違ってたら赤い方、正解したら緑色のボタンにチェック入れてあとで見直す。
このボタン、真ん中押しても反応せん。ボタンの端っこのほうを押さなアカン。
自分で作ったpdfやから意識して入力してるけど、もし完全に忘れてたら「説明」ってところを押す。
すると、ブラウザの真ん中画面にプロンプトが生成されて説明文がホイホイ出てくる。自作pdfを根拠にしてアレンジしてくれてるっぽい。

クイズの例。4択問題作ってくれる。正解を選んでく。

選ぶと、その根拠を添えて結果を教えてくれる。

「説明」って押したら、チャットの画面で深掘り質問を作って勝手に答えてくれる。基礎知識を深掘りして理解を深めるツールとしては便利。

datasyncのエージェントはオンプレに置くのが正解ではあるけど、実務でvmwareとかhyper-vがない環境やったら置けん。
仮にvm環境作ったとしても1つずつしかタスク動かせへんから、何個もvm動かさなアカン。
しかもコピー処理でエラーがあったら、フォルダ同期してくれへんっていう致命的な問題がある。なんやねんそれ。
実務でのベストプラクティスは、windows標準のrobocopy使うか、たいへん優秀な公開をされてる fastcopy の同期コピーでバッチ処理作るのがええ。
ログはfastcopyのほうが読みやすい。長く使わせてもらってるからこっちのほうが慣れてる。職場利用は有償やけど払う価値はある。
robocopy/fastcopyやったら並列実行できるし、フォルダ同期もちゃんとやってくれるし、vm使わずとも非力な運用PCとかで動かせる。
現場のベストプラクティスは、問題文のベストプラクティスとは違うねん。
その場その場で利用者様の目線で考えて導き出すもんやで。
awsのまわし者になったつもりになる
これも大事かと。
dockerコンテナでmariadb動かして、prod環境ではkubernetesの中で稼働させるのが自分の定石。
実務で「ec2のホスト作ってmysqlセットアップ」とかやることもあるやろけど、aws環境ではec2使わずrds使うほうがベター。
耐久性高めるならrdsやなくてaurora global databaseで3つのAZに渡って6重化データを保持させる。
6重化って利用料なんぼになるねん。AZやのうて7大陸に渡って、それぞれにコピれるんかな。

「課金はあるけど信頼性にフォーカス」するために、まわし者になった気で正解をつきつめてく。
awsのドキュメントを読む
ホンマに読みづらい。英文をそれぞれの言語に翻訳してるのか、独特の書き方になってて読みづらい。
s3の ドキュメント やと、書き出しにこんな文章がある。
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カタカナ多くてスッと頭に入ってこんのよ。ルー大柴かオマエは。
先に生成AIとblackbeltで概要を理解したり、qiitaとかdevelopersIOで取り扱い方法見てからでないと読まん。
lambdaの処理時間とか、上限値・下限値を知りたいときは読むけどな。
実技もやる
ありがたいことに、今は日常業務がaws使うことに直結してて、障害対応や調査のためにawsサポートも使わせてもらえる。
おまけにoffice365にくっつけて、有償版じゃないけどcopilotまで利用可能な環境を使わせてもらえてる。
client vpnの環境を試験作成するリクエストがあったとき、実際に作って理解できた箇所もあった。
チャンスをくれたクライアント様には深く感謝。
個人的にはaws skill builderのアカウント作って自腹で勉強はしたけど、awsコンソールは自腹でお金払って使ってない。
試験に備えて挑む
11月に試験スベって、12月に改善方法考えて、1月から半年かけて勉強。
awsのサービスをつきつめて理解し、ベストプラクティスっていう「現時点で最も効果的・効率的だと認められている最適解」もできるだけ頭に入れた。
あとは実戦に近い、質の高い模擬試験を初見でどれぐらい解けるか、間違った箇所の根拠を思い浮かべられるか。
1月にコンテンツでの学習のために1ヶ月だけ有効化したけど、7月1日にもう1回 aws skill builder を有効化した。
4周したうち、初回は56%正解、残りは85%、86%、94%。
不正解の根拠を読み込んで、自分のメモとgemini先生への質問繰り返しをしながら94%まで理解は深まった。
94%やから94点ってわけじゃなく、無効問題10個あるし出題内容には重みもある。
初回が56%やとアカンのちゃうかと思ったし、実際に試験受けた直後もアカンと思った。
それでもギリギリで努力は認めてもらえた。
awsが作った壁を超えられてよかった、よかった。
その後
awsでクラウド初めて触ったのは10年前の2016年。そもそもawsの課金の仕方とか考え方あんまり好かん。
最初はec2ホストでサーバ作ってphpのアプリケーションサーバを普通に作った。
当時はvpn接続をやりたかったから、宅内ルータで接続環境も作った。ルータの設定未経験やったからええ勉強になった。
でもそんなのは序の口。自分のメモでまとめたawsのサービス数は224個もあった。
awsの認定って最初は興味なかったのが、現場で「認定取れました」って報告してた人がいた。
「じゃぁ自分でやったら取れるんかな。udemyとか会社のカネで勉強して受験料も出してもらえて羨ましいな」ってなった。
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認定の有効期間は3年。やる気出たら更新してもええけど、めっちゃしんどい。
実務でawsはもうお腹いっぱい。やるとしたら、google cloudのほうがええ。
しばらく絶ってたsteamで遊んどこ。